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た行

床ずれ

床すれとは「褥瘡(じょくそう)」のことで、身体の同じ部位に長時間の圧迫が加わることで、皮膚の細胞が血行障害を起こしてしまう状態です。

初期の段階では、皮膚の表面が赤くなる程度ですが、早い場合、数時間で傷となり、どんどん悪化する場合もあります。状態が悪化すると、皮下組織や筋肉の壊死が起こる場合もあり、死に至ることもある高齢者に多く見られる症状です。

床ずれの要因には、低栄養・摩擦・湿潤・不潔などがあげられます。好発部位として仙骨部や後頭部、かかとなど、寝たときに体重がかかる場所です。

渡口 将生

介護福祉士
介護支援専門員
認知症実践者研修終了
福祉住環境コーディネーター2級

介護福祉士として10年以上介護現場を経験。その後、介護資格取得のスクール講師・ケアマネジャー・管理者などを経験。現在は介護老人保健施設で支援相談員として勤務。介護の悩み相談ブログ運営中。NHKの介護番組に出演経験あり。現在は、介護相談を本業としながら、ライター活動をおこなっており、記事の執筆や本の出版をしている。