介護情報メディア ケアケア 介護用語集 さ行 掻痒

さ行

掻痒

「そうよう」と読みます。見た目に病変や変化はないが皮膚に痒みを感じることです。

原因は皮膚の乾燥(ドライスキン)・内服薬・内臓異常によるもので、透析患者や糖尿病罹患者にもよく見られます。皮膚の乾燥には保湿剤(ワセリンなど)を適度に塗り、強い刺激を与えない(ゴシゴシ体を洗うなど)、香辛料・カフェインなどの入った飲食物を控え、衣類は肌に優しい素材のものを選ぶなどの工夫が必要です。掻きむしることで、感染症などのリスクも高まります。

渡口将生

介護福祉士
介護支援専門員
認知症実践者研修終了
福祉住環境コーディネーター2級

介護福祉士として10年以上介護現場を経験。その後、介護資格取得のスクール講師・ケアマネジャー・管理者などを経験。現在は介護老人保健施設で支援相談員として勤務。介護の悩み相談ブログ運営中。NHKの介護番組に出演経験あり。現在は、介護相談を本業としながらライターとしても活動、記事の執筆や本の出版をしている。