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さ行

周辺症状

認知症の中核症状に対して、環境などが作用し二次的に起こる症状をいいます。

『行動・心理症状(BPSD)』とも言いますが、周辺症状と呼ばれることが多いです。症状には、妄想・幻覚・せん妄・睡眠障害・依存・異食・徘徊・不潔行動・暴言・暴力などがあり、認知症によく見られます。非薬物療法(生活リズムを整える・心理療法や作業療法など)からおこない、変化が見られなければ薬物療法(抗精神薬・抗てんかん剤など)を使用して治療・改善します。症状には必ず理由があるため、本人の気持ちを理解しようとする姿勢が大切です。

渡口将生

介護福祉士
介護支援専門員
認知症実践者研修終了
福祉住環境コーディネーター2級

介護福祉士として10年以上介護現場を経験。その後、介護資格取得のスクール講師・ケアマネジャー・管理者などを経験。現在は介護老人保健施設で支援相談員として勤務。介護の悩み相談ブログ運営中。NHKの介護番組に出演経験あり。現在は、介護相談を本業としながらライターとしても活動、記事の執筆や本の出版をしている。