介護情報メディア ケアケア 介護用語集 さ行 実行機能障害

さ行

実行機能障害

遂行機能障害とも呼ばれる認知症の中核症状の一つで、計画性をもって行動することが困難になる状態のことをいいます。

脳の大脳皮質にある前頭連合野という部分に障害を受けることにより症状が出現します。優先順位をつけて計画を立てて行動できず、誰かの指示があれば動作はできるが自発的に行動することが困難な状態です。例えば、食事の準備ができない・電化製品の使用方法がわからない・トイレやお風呂の際に衣類を脱がずに入ってしまうなどの症状があります。

渡口将生

介護福祉士
介護支援専門員
認知症実践者研修終了
福祉住環境コーディネーター2級

介護福祉士として10年以上介護現場を経験。その後、介護資格取得のスクール講師・ケアマネジャー・管理者などを経験。現在は介護老人保健施設で支援相談員として勤務。介護の悩み相談ブログ運営中。NHKの介護番組に出演経験あり。現在は、介護相談を本業としながらライターとしても活動、記事の執筆や本の出版をしている。