介護情報メディア ケアケア 介護用語集 か行 見当識障害

か行

見当識障害

認知症の中核症状のひとつで、時間・季節・場所・人などを正しく判断できない状態を指します。例えば、外出先から自宅への帰り方が分からず迷子になったり、真夏に厚手のコートなどを羽織ったり、子どものことが認識できず他人扱いしてしまうなどの症状があります。このような状態で怒ったり責めたりしても、本人が状態を理解できておらず、自尊心を傷つけ、症状を悪化させてしまうこともあるため、注意が必要です。

渡口 将生

介護福祉士
介護支援専門員
認知症実践者研修終了
福祉住環境コーディネーター2級

介護福祉士として10年以上介護現場を経験。その後、介護資格取得のスクール講師・ケアマネジャー・管理者などを経験。現在は介護老人保健施設で支援相談員として勤務。介護の悩み相談ブログ運営中。NHKの介護番組に出演経験あり。現在は、介護相談を本業としながらライターとしても活動、記事の執筆や本の出版をしている。