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その他(英・数)

ICF

ICFは、2001年5月にWHO(世界保健機関)によって提唱された、世界共通の生活機能分類のことを指します。

ICFが提唱されるまでは、同じくWHOが1980年に発表したICIDH(国際障害分類)が一般的でした。ICIDHは、「障害」に注目した考え方で、心身・能力・社会参加の3つの点から分類する方法です。しかし、ICIDHは「できないこと」に焦点が当てられていました。

対してICFは「障害」というマイナス面ではなく、生活機能として「心身機能・身体構造」「活動」「参加」、背景因子として「環境因子」「個人因子」の5項目からその人の「できること」に焦点を当てた考え方です。

渡口 将生

介護福祉士
介護支援専門員
認知症実践者研修終了
福祉住環境コーディネーター2級

介護福祉士として10年以上介護現場を経験。その後、介護資格取得のスクール講師・ケアマネジャー・管理者などを経験。現在は介護老人保健施設で支援相談員として勤務。介護の悩み相談ブログ運営中。NHKの介護番組に出演経験あり。現在は、介護相談を本業としながら、ライター活動をおこなっており、記事の執筆や本の出版をしている。